フォトグラファーが写した、ランドセルが届いた日。
+CELのランドセルがご自宅に届いた時に、子どもたちはどんな表情をしているのでしょう。もうすぐ一年生になる娘の父であり、フォトグラファーである阿部ケンヤさんにお願いして、その姿を撮影していただきました。嬉々として箱からランドセルを取り出し、照れたようにはにかむ表情は、小学生になる喜びと少しの緊張が混ざっているよう。阿部さんの目には、どう映ったのでしょう。「ランドセルが届いた日」について聞きました。
+CELのランドセルがご自宅に届いた時に、子どもたちはどんな表情をしているのでしょう。もうすぐ一年生になる娘の父であり、フォトグラファーである阿部ケンヤさんにお願いして、その姿を撮影していただきました。嬉々として箱からランドセルを取り出し、照れたようにはにかむ表情は、小学生になる喜びと少しの緊張が混ざっているよう。阿部さんの目には、どう映ったのでしょう。「ランドセルが届いた日」について聞きました。
ブランドサイトやカタログで、〈+CEL〉の世界観を表現している写真の数々。子どもたちのみずみずしく無邪気な笑顔、まっすぐなまなざしは、〈+CEL〉が大切に守り続けたい子どもたちの未来そのものです。ビュジュアル撮影には、毎回元気いっぱいの個性豊かな子どもたちが参加。「子どもたちの“らしさ”を引き出したい」と撮影チームも一緒に楽しみながら数日を過ごします。今回は、先日行われた2025年度用のビジュアル撮影の様子をレポート。撮影チームにもお話を伺いながら、笑いのたえない撮影現場の様子をお届けします。
ブランドサイトやカタログで、〈+CEL〉の世界観を表現している写真の数々。子どもたちのみずみずしく無邪気な笑顔、まっすぐなまなざしは、〈+CEL〉が大切に守り続けたい子どもたちの未来そのものです。ビュジュアル撮影には、毎回元気いっぱいの個性豊かな子どもたちが参加。「子どもたちの“らしさ”を引き出したい」と撮影チームも一緒に楽しみながら数日を過ごします。今回は、先日行われた2025年度用のビジュアル撮影の様子をレポート。撮影チームにもお話を伺いながら、笑いのたえない撮影現場の様子をお届けします。
2024年2月から東京・大阪・名古屋・福岡・北海道など日本各地へ巡回する展示販売会『+CEL CARAVAN 2025』を開催します。会場では2025年度モデルすべてを手に取ってご覧いただけます。ぜひ背負ったり、写真をとったりランドセル選びを楽しんでください。
グラフィック・デザイナーで写真家の前田景さん、レストラン〈SSAW BIEI〉を営む料理人のたかはしよしこさん夫妻が、北海道の美瑛町に引っ越してきたのが 2020年のこと。景さんの祖父で風景写真家の前田真三さんが作ったフォトギャラリー〈拓真館〉の運営を父の前田晃さんが引き継いでいたために、景さんにとっては幼い 頃から遊びに来る場所でした。結婚後は夫婦にとって大事な土地となり、娘の季乃ちゃんが生まれてからは「自然の中で子育てをしたい」と移住への思いが強くなっていったと言います。景さんは〈拓真館〉の運営を引き継 ぐことを決め、よしこさんは敷地内の森の中にレストランを作ります。新しい日々を歩み出した二人に、美瑛で の暮らしと子育てについて聞きました。
グラフィック・デザイナーで写真家の前田景さん、レストラン〈SSAW BIEI〉を営む料理人のたかはしよしこさん夫妻が、北海道の美瑛町に引っ越してきたのが 2020年のこと。景さんの祖父で風景写真家の前田真三さんが作ったフォトギャラリー〈拓真館〉の運営を父の前田晃さんが引き継いでいたために、景さんにとっては幼い 頃から遊びに来る場所でした。結婚後は夫婦にとって大事な土地となり、娘の季乃ちゃんが生まれてからは「自然の中で子育てをしたい」と移住への思いが強くなっていったと言います。景さんは〈拓真館〉の運営を引き継 ぐことを決め、よしこさんは敷地内の森の中にレストランを作ります。新しい日々を歩み出した二人に、美瑛で の暮らしと子育てについて聞きました。
+CELのランドセルは、職人たちがひとつひとつミシンがけをしています。背カンと呼ばれるベルトを繋ぐ部分はしっかりと立ち上がる設計になっていて、左右それぞれが独立して動くようになっています。あるいは型崩れを防ぐため、カバン部分の側面と底面にはコの字型のプレートが入っています。それらいくつもの機能を担保するために厳選されたパーツを組み上げていく工程は、すべて手作業で行います。ランドセルは単なる工業製品ではなく、人の温もりが通った道具。そのことをよく知る職人たちに、+CELのランドセル作りについて聞きました。
3月16日から19日までの4日間、+CEL初めての展示会を行いました。蔦に覆われた東京・南青山にある〈LIGHT BOX STUDIO AOYAMA〉の明るい日差しの入る空間に、できたばかりのランドセルを並べました。
染色家・柚木沙弥郎さんはインタビューの最後に「毎日、一生懸命やればいんだよ。それだけですよ」と言っていました。簡素ながら、柚木さんの歩んできた人生の重みと朴訥とした語り口が相まって、言葉が胸に沁み入るようでした。どんな言葉を話すのかより、誰がどうやって話すのかによって、言葉の意味や重みは変化します。新しく小学生となる子どもたち、そして親や祖父母に対してのメッセージを、貴重なインタビュー動画で受け止めてください。小学生の頃の柚木さんの写真も映っています。
ランドセルのかぶせ裏には、100歳の染色家・柚木沙弥郎さんの作品を使っています。柚木さんのアトリエに伺うと、小学生の時に見た飛行船「ツェッペリン号」を描いた作品が飾られていました。心の中に輝き続ける存在として、その景色を覚えていると言います。+CEL のランドセルに使ったかぶせ裏の作品が、そういう存在になってほしいと柚木さんに伝えると、目を見開いて、「そうなるといいねえ」と頷きました。毎日使うものだからこそ、美しいものを。「80歳を越えてから、より自由になった」という大先輩は、子どもたちにどんな想いを抱いているのでしょう。このランドセルを贈る、大人たちへのメッセージもお聞きしました。
柚木さんは、子どもの頃にランドセルを背負ってましたか?背負ってたけど、あんまり大事にしてなかったね(笑)。(+CELを手に取りながら)こんなに立派じゃなかったよ。記念撮影の写真があるけれど、ランドセルを背負って、心配したような顔をして写ってる。頼りないね。小学校の頃は、僕はあんまり元気がなかった。体が弱くて、だからあんまり学校に行くのが好きじゃなかったですね。つらい、悲しい気持ちありました。学校には行きたくない日もあるね。上級になったら体が丈夫になって元気になったけれど。だからランドセルに教科書をいっぱい入れて、とにかく学校に元気よく行ってほしいです。
ランドセルは、職人の手作業によって作られます。そのために、よく目を凝らして見れば、ミシンの縫い目や鋲の打ち方によって、一つ一つ違うことがわかるかもしれません。高い品質を担保した上でわずかな違いがあることは、人の温もりが伝わる個性と捉え、大切な価値だと考えています。専用のミシン、切り出された人工皮革、選び抜かれたパーツ。工場には、良いランドセルを作るために追求されたさまざまな要素が並んでいます。それらを一つにまとめ、完成させているのが、職人たちの情熱です。彼らが何を考え、何を大切にしているのか、聞いてきました。職人の言葉は、そのまま〈+CEL〉のランドセルの本質です。