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自然な“子どもらしさ”を引き出す。ビジュアル撮影の裏側をレポート。 前編

自然な“子どもらしさ”を引き出す。
ビジュアル撮影の裏側をレポート。 前編

ブランドサイトやカタログで、〈+CEL〉の世界観を表現している写真の数々。子どもたちのみずみずしく無邪気な笑顔、まっすぐなまなざしは、〈+CEL〉が大切に守り続けたい子どもたちの未来そのものです。ビュジュアル撮影には、毎回元気いっぱいの個性豊かな子どもたちが参加。「子どもたちの“らしさ”を引き出したい」と撮影チームも一緒に楽しみながら数日を過ごします。今回は、先日行われた2025年度用のビジュアル撮影の様子をレポート。撮影チームにもお話を伺いながら、笑いのたえない撮影現場の様子をお届けします。後編はこちら

“子どもらしさ”を引き出したい

先日都内で行われたビジュアル撮影。2日間で9名の子どもたちがスタジオに集まり、和気あいあいな、てんやわんや(笑)な時間を過ごしました。〈+CEL〉のビジュアルといえば、作られすぎていない、子どもたちの屈託のないナチュラルな表情が印象的。そんな、子どもたちの内面が滲み出ているような空気感を大切にしています。

「子どもが自然に持っている遊び心やエネルギーみたいなものを、いかに自然に引き出せるかというところを意識しています。毎回テーマはあえて明確には決めていないのですが、“子どもらしさ”が共通のテーマです」(AD:飯田さん)

自然と滲み出る表情を切り取るためにも、〈+CEL〉ではプロのモデルではなく一般の子どもたちを起用しているのもこだわりのひとつです。

「“らしさ”みたいなものを引き出すために、あえてそうしています。集まる子どもたちもお互いに小学校の同級生だったり、保育園の時の友人だったり。その方が子どもたちも緊張がほぐれて自然な笑顔が出ますよね」(AD:飯田さん)

今回集まってくれた子どもたちは、年長~小学3年生。6年間一緒に過ごすランドセルだからこそ、これから入学する年長さんのワクワク感、お姉さんお兄さんのちょっとこなれてきた雰囲気など、未来の姿も想像できるよう年齢にも幅を持たせています。

あの手この手で飽きさせない工夫を

「子どもたちはとにかくパワーがすごい」。撮影チームみんなが口を揃えてそう話します。撮影では、ヘアメイクを施して、衣装に着替えて、次々と撮影していきます。子どもの撮影ではテンポよく飽きさせないことも重要。待ち時間に飽きてしまわないよう、ゲームをしたりお絵描きをしたりと、撮影チームと〈+CEL〉チームで協力しながらフォローしています。

待ち時間は元気いっぱいに大騒ぎしていたやんちゃな子も、カメラの前に立つとちょっと緊張ぎみな表情に。そんな子どもらしくて愛おしい姿に撮影チームは癒されています。撮影では、子どもたちが好きな音楽を流して気分を盛り上げたり、旗やフラフープなどの小道具を使って楽しく動きたくなるようなきっかけを作ったり、「いいよ、いいよ」と声をかけたり、あの手この手で子どもたちのご機嫌をとりながら撮影を進めます。

「基本的にビシッとポーズをコントロールするのは難しいので、小道具などできっかけを与えてあげて、思いっきりはじけてもらう。その一瞬一瞬をカメラにおさめてもらいます」(AD:飯田さん)